日本企業の事業活動がグローバル化する中、サプライチェーンはタイ現地子会社のほか海外のローカル企業まで組み込まれるようになっており、これら仕入先、製造委託先、アウトソース先に対しても一定の法令等の遵守(コンプライアンス)基準を要求する企業が増加している。サプライチェーンにコンプライアンス違反が生じれば、外部委託を行った責任が問われるようになってきたためである。このようなことから、タイ現地の仕入先、製造委託先、アウトソース先のコンプライアンスの評価は日頃から行っておく必要はあります。
DATAMAXでは、タイ国での実績豊富なプロジェクトマネージャーが企画管理を行い、公認会計士、弁護士、人事労務、危機管理の各専門家を組織してコンプライアンスに関するサービスを提供し、他社では決して真似のできない専門的かつ実践的なサービスでクライアントの皆様のご要望にお応えします。
企業内でコンプライアンスの取り組みを行うためには、経営者およびタイ人従業員全員が自社の企業倫理を理解し、就業規則、社内ルール、業務に関する法律・制度等を学習して身につけることが大切になります。
タイで事業を行う際に最も注意が必要で、かつ最初に認識しなければならないのは「人的リスク」であり、先ずはタイ人管理職、一般従業員に対して「コンプライアンスとは何か」「なぜ必要なのか」ということを浸透させることから始まります。
コンプライアンスの取り組みを行うためには、コンプライアンスの責任者として、経営者とは独立した上級管理者を1名以上配置する必要があります。コンプライアンス責任者は、購買・購買不正の防止に係る方針等の作成および監督を行い、その報告は経営者に直接行う権限を持つ。
このようなことから、第一にコンプライアンス責任者および同チームメンバーの信用度が重要になり、いずれにせよ、ここに人的リスクは含まれることになる。当該責任者には、職務遂行のための十分な知識と能力があることは必然であり、当該責任者を含めたチームの監査を行う機関も同時に設置しておくことは望ましい。
タイ人管理職、一般従業員、日本人経営陣に対する、コンプライアンスの研修を企画、実施します。対応の言語として、タイ語、英語、日本語による研修は可能です。
研修は従業員の階層、役職、部門に応じて行います。実施前および実施後の従業員階層別、役職別、部門別アンケートとセットで行うと効果の測定が容易となります。
内部通報ホットラインは、賄賂、購買・調達不正の発見に効果を発揮します。
タイを含むアジアの国々においては、ビジネスにおいて賄賂(以下、コンプライアンス違反と表記)を渡す行為が未だ文化のように残っている場合があります。サプライチェーンが多様化し、タイ現地の仕入先、製造委託先、アウトソース先との取引が増加するにあたり、タイの取引先のコンプライアンスの評価を行っておかなければ、意図せずにコンプライアンス違反を許容することに結び付きます。このようなことを放置しておけば、企業の誠実性は疑われ、規制当局やマスコミ等からの追及や報道の可能性が生じます。
企業においては、コンプライアンス違反を排除する経営者の姿勢を社内外に示すとともに、正しい企業倫理を確立してビジネスパートナーとも倫理観を共有することが必要になります。
社内外にコンプライアンス違反を排除する経営者の姿勢を示し、これらに関連する有用な情報を収集するために、匿名内部通報ホットラインの設置は効果的です。
■ 内部通報システム
- ・不正の発見
- ・法令等の遵守(コンプライアンス)
- ・匿名通報ホットラインの構築と運用
- ・日本語レポート・サービス
CFE(公認不正検査士)オフィス DATAMAX CO., LTD.は、タイ国で唯一の日本語による匿名内部通報サービスをご提供いたします。
職業上の不正は、監査や内部統制もしくはそのほかの手段よりも、通報によって発見される傾向にあることは実証されています。
【職業上の不正の発見】

備考:複数回答のため各選択肢の和は100%超となる。
Source: ACFE(公認不正検査士協会) “2008 Report to the Nation on Occupational Fraud & Abuse”
■ 従来の“目安箱”に代わる新しいシステム
タイ人通報者の保護と利便性を兼ね備えた匿名内部通報システムです。DATAMAXが社外(第三者)の立場から外部窓口を設置し、内部通報者が安心して通報できる環境を提供します。
■ サービス内容
- ・タイ語の通報内容を日本語に翻訳して報告します。
- ・通報内容に関する対処についてアドバイスをします。
- ・通報者との間の情報受付窓口としてコミュニケーションを継続していきます。
■ なぜ社外(第三者)窓口なのか
タイにおいては、タイ人従業員が何か会社に通報しようとする場合、通報したことが原因で執拗な「いやがらせ」「脅迫」等を受けることが多く、タイ人従業員は社内に設置されている目安箱に安心して通報できないのが現状である。
この背景には、目安箱を管理する側も社内のタイ人であり、通報内容が容易に漏らされるという事のほか、都合の悪いことは日本人経営サイドに報告せず、情報を隠匿してしまう国民(タイ人)擁護の心理が働くこともあげられる。
■ タイで社外窓口を設置する理由5点
- ・通報が上がり難い現在の社内通報スタイルを補完する。
- ・内部通報者の情報を伝える手段の少なさを補完する。
- ・企業の公正さ、透明性、内部統制への取り組みを対外的にアピールすることができる。
- ・コンプライアンスに対するシッカリとした取り組みをステークホルダーに理解していただける。
- ・日本人経営サイドは通報内容をダイレクトに漏れなく把握することができる。
■ 匿名/実名で通報が可能
- ・匿名通報が可能であるため、タイ人通報者は周辺を気にすることなく、安心して通報できる。
- ・e-mailでの通報は匿名通報者に対してDATAMAX担当部署からの質問、 アドバイスをすることができる双方向性。
- ・実名、匿名に関わらず、通報者に対しては個人情報および通報内容の秘匿性を保障することができる。
■ 通報手段は3つ。
- ・インターネット(365日・24時間)専用WEBサイトからのアクセス
- 画面イメージはこちらからご覧になれます。http://www.whitefact.com/sample/
- ・SMS
- ・手紙(専用私書箱)
■ セキュリティー対策
社外(第三者)窓口として機密情報を取り扱う業務を実行するため、次のようなセキュリティー対策をとっています。
- ・お客様とDATAMAXの「機密情報保持契約」
- ・DATAMAX担当者の「情報保持・業務遂行遵守に関する誓約書」
- ・インターネット・システム
専用WEBサイトは、不正侵入に関し厳重な監視を行っている。
通報データはミラーサーバーによりバックアップ体制を完備。 - ・私書箱
通報ホットラインの主催者情報にも秘匿性を持たせています。
(1) コンプライアンス研修
| 対象 | タイ人、日本人 |
|---|---|
| 対応言語 | タイ語、英語、日本語 |
(2) 匿名内部通報ホットライン
| ご利用のクライアント様 | タイ国内の次の日系企業で導入いただいております。 日系大手総合商社、日系大手商社系鉄鋼サプライヤー、日系自動車部品メーカー、日系電機メーカー、日系警備会社、その他 |
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(3) 社内での賭博
タイでは、公営宝クジ、競馬以外の賭博は法律で禁止されている。タイでは多くの種類の賭博(トランプ、サイコロ、闘鶏、闘魚、闘虫など)が横行しているが、ここでは社内・工場内で就業時間中に従業員が行い業務上問題になること、コンプライアンス違反になる賭博行為に関し事例を紹介します。
タイでは、闇クジ、サッカー賭博に使用する現金欲しさに、会社の資産・在庫を着服、横流し、不正持ち出し等を行うことがあるため、会社内での賭博行為は徹底的に排除しなければならない。
| サッカー賭博 | 外部の胴元への仲介者となっているケースが大半。社内にいる仲介者は、従業員達からの賭けを受付け、外部の胴元へ賭けを取り次ぎ、仲介料を得る。プレミアリーグ(英)、セリエA(伊)、ワールドカップ、オリンピック等の試合を対象に勝敗を賭ける。 |
|---|---|
| 闇クジ(フゥァイ) | 自分自身が胴元になるケースのほか、外部の胴元への仲介者となるケースもある。公営の宝クジと同一の番号を利用して行う私製宝クジであり、毎月1日、16日の抽選も公営の宝クジと同一。 |
| 番号当て | 飲料のフタの裏に刻印されている番号を当てる賭け事。小額の金銭を賭け、当れば商品がもらえる。主に工場の生産現場で就業時間中に行われるため、生産性への悪影響がある |
(4) 社内での麻薬の売買・使用
タイでは麻薬は比較的容易に入手できるため、社内・工場内で売買・使用が行われることがある。社内・工場内で従業員を相手に売買・使用が行われる理由には、①社内に警察がいない、②潜在顧客が多くいる、③秘密が守られる(通報されにくい)、④日本人管理者には知られない、⑤高値が維持できる、という点があげられ、一度、蔓延すると排除することは困難になります。
タイでは、麻薬を買う現金欲しさに、会社の資産・在庫を着服、横流し、不正持ち出し等を行うことがあるため、会社内の麻薬は徹底的に排除しなければならない。
| ヤーバー、ヤーアイス | アンフェタミン系覚せい剤の一種。錠剤であり、大きさは直径7ミリ~3ミリ。色はピンク、オレンジ、水色、紫、茶、黄、緑などがある。小売価格は会社の外では一錠100~150バーツ、会社の中では一錠250~450バーツ。会社や工場という組織内は売人にとって「安全」な場所であるため、高値で安定的に販売することができる。 |
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(5) 金貸し
タイでは会社内にて個人間で金銭の貸し借りが行われることが多い。金銭の貸し借りについては個人的な問題になるため関与するところでないが、ここでは社内・工場内で就業時間中に従業員が行い業務上問題になる行為に関し事例を紹介します。
タイでは、賭博、麻薬に使用する現金を欲しがる従業員に対して、金銭を貸し付ける「金貸し従業員」が存在していることがある。この場合、借りた側は高額な利息を払うことが出来なくなり、返済のために会社の資産・在庫を着服、横流し、不正持ち出し等を行うことがある。また、はっきりとした書類を作成しないこともあるため、金銭トラブルが発生することもある。いずれにせよ、会社内での金貸し行為は徹底的に排除しなければならない。
| 高利貸し | 給料の高いマネージャー・クラスの従業員が金銭を貸し付ける。はっきりとした書類を作成しないことはあり、金銭トラブルが発生することがある。金を貸す側、借りる側という、職場内での裏面での力関係が出来き統制環境が乱れる可能性がある。 |
|---|---|
| シェア(無尽、頼母子講) | 社内の複数の個人、多くは職場単位でグループを作り、一定の金額を定期的に払い込む。毎月の集金額の中から金銭を貸し付けて利息を増やし、元金を大きくしていく。 |
(6) その他
| 飲酒 | 工場内での酒類売買・飲酒のほか、酒類の持ち込み。出勤前に飲酒を行い酔った状態で職場に来ることもある。 |
|---|---|
| 社内販売 | 化粧品、衣類、寝具、食料品、菓子などの日常品から、違法DVDなどの娯楽品まで様々な現金販売が行われる。 |









































